南禅寺です
南禅寺は、1291年に亀山法王が大明国師を招き開山されたお寺さんです。場所は、京都市動物園の東に当ります。私がお邪魔した日は天気も良く、近くの小学生の秋の遠足に当っていたようで、動物園と年禅師には沢山の子供達が歩いていました。
車利用は、前回お伝えした岡崎公園の地下駐車場、公共交通機関であれば、地下鉄東西線が便利です。蹴上駅を降り、「ねじりまんぼ」を通れば、到着です。この道であれば、インクラインも見学が出来ます。
拝観時間は、季節により変動しますが、朝は8:40です。40分に、違和感を感じますが、8:40です。庭園、山門、南禅院は、拝観料が各々必要です。
なお、見落としがちな見所の紹介です。「勅使門」です。こちらは、普通に観光していれば、前を通るのですが、見落としがちです。特に境内は無料のためパンフレットが無いので注意です。
南禅寺に到着です。山門、法堂です。紅葉です!
9:41南禅寺に到着です。すでに、人が多いです!南禅寺に正面から境内に入るのには、「中門」を通ります。「勅使門」は「中門」の北側です。そして、境内の中心にある山門に向かいます。この時、勅使門は背中です。(このため見落とします)
山門への参道両側には、紅葉が続きます。こちらの山門をくぐれば、法堂になります。なお、山門から法堂までも紅葉が続きます。彦摩呂さんであれば、「まさに、紅葉の花道や~」と言ってくれそうです。
参道を通り、法堂にお参りさせていただきます。
水路閣とは
こちらの「水路閣」は、明治21年にレンガと花崗岩で造られた、全長93M高さ9Mアーチ型の水道橋です。琵琶湖疎水の支線の一部であり、南禅寺の施設ではありません。そのため、案内板はありますが、目指すのは「南禅院」です。南禅院の真正面にあります。
建設当時には、建設反対の意見も多くあったようです。冷静に考えれば、京都にも南禅寺にも似合いません。しかし、それ故の時代と場所のコントラストも感じます。私的には、ルパン三世の「カリオストロの城」撮影現場にしていただきたいです!
琵琶湖疎水の水力発電所からもこちらに来れます。
水路閣です
法堂のお参りの後、下側(南側)にある「南禅院」へ向かいます。南禅院は、少し山を登るような階段です。階段の先に「水路閣」が見えてきます。なお、南禅院は水路閣の奥にある階段を上った先にあります。
水路閣は、古代ローマ時代の水道橋に例えられ、建設時の反対意見にも同感できるのですが、今の様子を見れば、周囲の景色にも時代にも馴染んでいるように見えます。特に、水路閣の水の流れる前後の山との接地場所は、平安時代からあったような景色に見えます。それにしても、現在も使用できているところがすごいです!奥の階段を上り、南禅院へ向かいます。
水路閣の水路です
水路閣ですので、水路があり、水が流れています。南禅院への階段を上ると、東に南禅院があり、反対側に行けば水路閣に流れる水路が見える場所があります。なお、階段上からは水路閣が目線の高さで見ることが出来るのですが、あろうことか紅葉が水路閣を隠すように邪魔しています。
西側にある、水路閣の水路です。水路を渡れる橋があり、水路閣の上の水路も見学できます。水路には、まわりのモミジが流れています。いえ、秋が流れています!周辺のモミジが流れきれば、冬になるようです。
さて、水路ですが、幅はそれほどありません。以外に、流れは速いです。水路閣の反対方向が水力発電所からの流れになります。こちらからは、秋の遠足の小学生が水路の横の小道を行列してやって来ていました。
鐘楼です
水路閣を離れ、少し山を山を登った所に鐘楼がありました。あまり、人も来ないようで、足下が荒れています。2階建てですが、山の斜面にあり、もう少しで鐘が見えそうなのですが…。周囲の木々に飲み込まれそうな所です。
水路閣!
正直なところ、南禅寺を見に来たのですが、気持ちはすっかり「水路閣」です。水路閣を全ての角度から見ることが出来るような、場所に建てたようなところも素敵です。
そのため、水路閣の余り目にしたことの無い、景色を探してしまいます。目線の水路閣、水路閣の真下、水路閣の端っこ、修復調査、水漏れの滝?、そして、紅葉の水路閣です。
本坊、方丈へ
南禅寺に復活です。本坊に続く、参道です。こちらも、紅葉で本坊の全景が見えません。紅葉が邪魔する、優雅な時間です。でも、横には、水路閣、高さがだいぶ低い場所です。
本坊と方丈は降りない同士で、こちらに庭園があります。私は、中には入らず、外から方丈の外観を見させていただきました。
後ろ側には、法堂に続く、回廊です。人は、少なかったですが、法堂の裏も紅葉が最盛期です。
法堂です
先程、お参りはしましたが、中の様子は、人が多く、後回しにしていたので、見学させていただきます。こちらの宗派は、臨済宗で座禅を通じて悟りを習得するのが根本教義とされている関係上、ご本尊を定めておられないそうです。そのため、本尊は、法身の実体を表象し、観相方便のため、安置する事だそうです。要するに、修行せずに御利益だけを求める私のような人向けに、安置していただいているようです。
紅葉の南禅寺とお別れです
紅葉の最盛期です!見たときが最盛期だと思うようにしています。さて、法堂から山門を振り返り、南禅寺を後にさせていただきます。法堂、山門、勅使門へと紅葉を楽しみながら戻りました。
勅使門から「哲学の道」へ向かいます。がっ、観光客の集団が道に一杯です。北側の1本手前の小道を移動します。偶然ですが、この道が山門の脇に繋がる小道でした。横からの山門も素敵でした。
ここで、一時南禅寺とお別れです。境内を分ける脇門から「哲学の道」に向かいます。
ちなみに、この門の外すぐに南禅寺方丈横にあった「龍渕閣」へと続く坂道があります。
なお、念の為にお伝えしておきますが、南禅寺と言えば「湯豆腐」なのですが、周辺にあるのは、湯豆腐屋さんでは無く、高級湯豆腐屋さんです。ちなみに、京料理は環境も含まれています。また、環境と料理の質の比率は、店により異なります。
「哲学の道」に続く!