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令和4年 紅葉 京都! ⑯ 平安神宮を歩く 

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    平安神宮です

    平安神宮は、平安遷都1100年を記念して明治28年に創建されています。私は長い間、平安時代の神社だと思っていました。もっとも、私の好きだったのは、動物園の方でしたが…。

    その平安神宮のご祭神は、平安京遷都をされた第50代桓武天皇になります。創建経緯としては、明治維新京都市内は戦乱のため荒廃し、東京に中心が移り変わり、京都の復興事業の一環として「平安神宮」創建となります。さらに、昭和15年には、平安京有終の第121代孝明天皇の御神霊も祀られています。なお、第50代桓武天皇の陵墓は、伏見区桃山の「柏原稜」、第121代孝明天皇の陵墓は、東山区泉涌寺「後月輪東山稜」になります。

    建物の方は、桓武天皇の平安京の御所の5/8のサイズで再現されており、現存の京都御所では再現できない昔の姿をそのままに見学できます。創建当時からの大極殿、応天門、歩廊など、昭和15年には、本殿、内拝殿などが増改築され、現在に至るまで大小の修理などされ、現在のような姿となっています。

    要するに、「平安京に遷都時の御所の様子をうかがい知れる施設」で良いかと思います。出来れば、大鳥居を羅生門にしていただければ、幸いなのですが…。

    ちなみに、京都の三大祭りの一つの「時代祭」は、こちらの神宮創建当時からの大祭です。時代絵巻が、列をなして、通り過ぎて行ってくれます。

    応天門からお邪魔します

    交差点を渡れば、「応天門」です。こちらからお邪魔します。なお、こちらの境内は参拝自由です。お庭に入る場合は、参拝稜が必要になります。

    応天門から入ると、正面に本殿です。向かって右に「左近の桜」、左に「右近の橘」です。もはや紫宸殿です!神宮ですので、お参りをさせていただきます。なお、本殿内は撮影禁止です。

    平安神宮神苑です

    先程の本殿の左右には、向かって左に「白虎楼」、「蒼龍楼」があり、白虎楼側に、「平安神宮神苑」の入り口があります。こちらは、明治時代の日本庭園です。庭は、社殿を取り囲むように東・中・西・南の四つの庭になっています。”北”では無く、”中”と言うところが京都でしょうか?なお、地図で確認しないことをお勧めします。大切なのは、思いです。

    総面積約千坪の池泉回遊式庭園で平安京千年の歴史を詰め込んだ庭で、四季を通じて楽しめる作りです。春の桜も綺麗でした、今回は秋の紅葉を楽しみます!

    神苑に入ると、「南神苑」です。

    この周辺には桜の木が多い場所になります。園内の緑に、神宮の朱色が映えます。

    突然ですが、「電車」です。日本最古の「電車」が屋外展示されています。神苑内に電車は、違和感に溢れているのですが、原寸大の歴史保存の使命のある平安神宮ですので、気になる方は、見て無いことにして下さい!

    「蟻通し」です。植物の名前です。こちらの植物は、細く長い針があり、蟻をも突き通す事から等の由来です。前回気になって調べました。その時は、蟻が通る道かと思いましたが…。他にも、「シャシャンボ」?等が地面にありますので、地面の表示も見落とさないで下さい。

    神苑なので、紅葉よりも緑の神聖さの方が勝っている感じです。紅葉している場所を、探しながら進みます。

    西神苑

    こちらの神苑の中心には、白虎池が配置されています。こちらの神苑は、中神苑と共に明治28年の創建以来の庭になり、初夏の頃に咲く、約200種の花菖蒲が綺麗とのこと。見たことが無いもので…。

    なお、こちらの奥にこの広い神苑に唯一の”滝”があります。

    こちらは、池の周囲を廻れる道です。どちらに行くか迷われる方は、私と同じように完全に1周して下さい。大した距離ではありません。少しのことで、納得がいくのです。中神苑に続く細い道を進みます。なお、この辺りが本殿の真後ろに当ります。

    中神苑です

    本殿裏の少し薄暗い小道の先には、池があり明るいです。池泉回遊式庭園ですので、こちらも池のまわりが歩けます。池の中央の中之島にも臥龍橋と言う、石橋が配置されています。池の横にある東屋が、お茶屋さんになっています。

    東神苑です

    中神苑沿いに進むと東神苑に入ります。こちらが最大の大きさで、大きな池があります。その池を「泰平閣(橋殿)」で渡ることが出来、そちらが順路になります。なお、池の横の大きな建物は、「尚美館(貴賓館)」になります。この二つの建物が京都御所から移築された物になります。さらに、「泰平閣」の向こう側は、平安会館で、結婚式場です。この日にも、神苑「泰平閣」付近で写真撮影をされていました。

    今回は、紅葉がメインですので、「泰平閣」と「尚美館」に無理矢理、紅葉を重ねます!

    「泰平閣(橋殿)」ですが、屋根付の渡り廊下のような橋になります。入口側は、常緑樹で、出口側にはモミジの差し色が加わります。さすがに、京都御所から移築された物です。見事な造りです。橋の両側には、ちょうど腰を掛けるのに最適な欄干付のベンチが端から端まで続いています。天井の提灯の列も素敵です。外国の方が、こちらで休憩をされていましたので、私も少し離れてコーヒー休憩です。

    やはり、紅葉の神苑は、静かな環境が似合います。なお、お気づきになられたでしょうか?橋の中央部の天井の上には、「鳳凰」です。今回は、鳳凰の遭遇率が高いです。

    「泰平閣」を渡りきれば、そこは、「尚美館(貴賓館)」玄関です。こちらで結婚写真の撮影をされていました。

    神苑を出て、本殿前の庭を散策です。

    本殿の左右には、「白虎楼」、「蒼龍楼」がありましたが、それに合わせて、それぞれの建物の前に「白虎」、「蒼龍」の像です。見た限りでは、水が出ていたようなのですが、止水中です。その代りかは、不明ですが、手水舎の水は、センサー付でした。メイドイン京都なのでしょうか?とりあえず、歴史のタイムカプセル「平安神宮」観賞、終了です。

    駐車場に向かいます。どうも、今回は、帰るタイミングで人が減ります。応天門前交差点から、大鳥居です。岡崎公園駐車場のある二条通まで戻ります。途中にあった公衆トイレです。屋外にありましたが、ホテルのロビーにあるように綺麗にされていました。岡崎公園駐車場です。車中泊は不可です。もっとも、ここで車中泊の意味はありませんが…。

    これにて、京都歩き旅、終了です。明日が帰宅の予定ですが、明日が所用の本番です。その後は、一気に長野です。

    余談です

    今回は、京都の嵐山と東山を歩いて廻りました。以前は、車で移動して、最寄りの駐車場から駐車場へ移動しながらがメインでした。この年になると、体力は無く歩くのは、しんどいのですが、それ以上に歩く移動の方が、見る景色の情報処理時間が最適です。これも、加齢による物ですが…。

    なによりも、今回は、昼間の歩き旅のみで、夜のライトアップ系のイベントには、一切行っていません!歩き疲れて、晩ご飯後には、プシューで、よく寝れました!なお、東山は夜でも明るい道を辿れば、歩き旅は可能です。哲学の道、以外です!

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