くどいのが、私の悪い癖…
そう言えば、10月から「相棒」シリーズが再開されるような、初代の相棒が復活するような…。それであれば、私のくどさは、まだ許される程度と思い、このタイトルです。
マイブームの「峠」です。
安房峠の紹介です
こちらは、簡単な説明になりますが、岐阜県の飛騨高山温泉郷と長野県上高地を繋ぐ「峠」になります。国道158号線です。まず間違いなく酷道です。事前下調べでは、長野県側に11と岐阜県側に3つ大きなカーブがあるそうです。今回の利用は長野県側からなので、山頂まで行けば下山は楽勝です。帰りは、逆になりますが、それは帰りに考えるとします。
また、登り坂がきつく、カーブもきついそうで、大型車は切り返しをしていたそうです。また、そのような場所のため、観光シーズンには、渋滞が状態化していたそうです。さらに、冬期は閉鎖されるため、冬期に長野県から岐阜県に行く場合は、上回り(白馬、新潟)か下回り(伊那・中津川)経由だったようです。不便です。
なお、現在では有料の「安房トンネル」が通年利用できます。ただし、こちらは、自動車専用道路なので、原付バイクは通行できません。もちろん、冬に原付バイクは、乗れたものではありません!こちらの「安房トンネル」の長野県側は、上高地への釜トンネルのすぐ横で、以前の京都への帰り道では、いつもこの安房トンネルにはいれば、帰路に付いたのを実感していました。全長約4.4KMの長いトンネルです。開通は、平成9年ですので、以外に最近である事に驚きです。
さて、安房峠を目指します。
今回は、前回の野麦峠に気をよくして、いえ、不完全燃焼だった思いを…。なお、最初にお伝えしておきますが、今回の「安房峠」も現在、通行止めです。先程紹介した、「安房トンネル」がすでに完成し、なにげにそちらも国道158号線を冠している事から安全性も考慮しての道路の改修をしていないような…。
先程、お伝えし忘れましたが、山頂付近の長野県側の場所に、駐車スペースがあり、展望が望めるそうなので、そこまでで良いので向かいます。
6:30寝坊です!最近の暑さで、夜に寝付けず、朝方に快眠です。そのため、いつもの朝食時の悩む時間も遅めです。なお、当日の朝に悩むのは、朝の空を実際に見てから行き先を決めるからです。天気予報の晴れ予報よりも、実際の青空を見てから出かける方が、気分が良いです!
なお、本日の悩み時間は短いです。前回の「野麦峠」の時に、「安房峠」と悩んでいたので、今回は「安房峠」です。でも、寝坊の影響で、自宅を出れたのは8時です!お伝え忘れの追加です。本日は7月2日土曜日です。早いもので、今年も半分が終了です。
国道158号線を安房峠に向かいます。乗鞍、上高地への鉄路での最寄り駅、「新島々」には、気のせいか人が多く感じます。また、その前には、アルピコバスが沢山駐車しています。7月を変なところで感じます。観光シーズンに突入でしょうか?
続いて、「道の駅風穴の里」です。駐車場が8割方埋まっています。朝の時間から人気です。ただし、岐阜県側からだと、交通量が多いので入りにくいです。
なお、新島々駅と風穴の里の間に「小木曽屋玄治郎」が出来ています。そば屋さんになります。「投じ蕎麦」もあるので、時間があえばお試し下さい!私的には、風穴の里の「投じ蕎麦」も忘れがたいですが…。(昔なので、今はあるのか不明です)
時刻は9時を過ぎています。上高地へ向かう手前ぐらいでは、気温も下がります。決して、涼しいとは言えませんが、暑くはありません!こちらの国道158号線は、渓谷沿いの道路のため、道が渓谷にへばりついたようになっており、トンネル内が特に狭いです。でも、周囲の山の上には、青空です。そして、上高地への玄関、「釜トンネル」です。
安房峠に入ります!
釜トンネルのすぐ横を抜けて、「安房トンネル」に入る直前に現れる右上に入る道です。鼻歌を歌っていれば、通り過ぎそうな場所です。対向車も無く、右折できましたが、いきなりゲートが半分閉まっています。(安房峠の通行止めは、交通案内板でも周知されています。)こちらの安房峠にある「中ノ湯温泉」までは、少なくとも行けるようです。今の私の問題は、通行止めの場所になります。頂上の展望場所まで行ければ良いのですが…。
安房峠を実走…(実食ではありません!)
安房峠の道は、久しぶりに事前下調べ通りです。酷いと言えるレベルです。狭くてきついカーブがあります。当時のバスの運転手さんの苦労が偲ばれます。なお、当時のバスには運航補助の方が同乗され、カーブでは、誘導されていたそうです。程なく、「中ノ湯温泉」のお宿がありました。道路からは、看板しか見えませんでしたが、1軒宿ですので高級そうです。静かさや涼しさを充分に提供されそうです。なお、冬期も営業されているので冬も良さそうです。いつかは、こちらの露天風呂に…!
道の方も、アスファルトがかなり劣化しています。やはり安房トンネルがあるため、こちらまでは維持は大変なのでしょうか?カーブの壁を見れば、「5号カーブ」表示です。これを頼りに登ります!11個目の先にお目当ての「展望スペース」です。期待と不安が入り交じります。まっ、不安と言うよりも「あきらめの気持ち」の方が多いのですが…。
だいぶ、標高も上がってきました。急ですが、道路の道幅が広がり、空が開けています!道幅があったので、端に寄せて景色を堪能です!遠くには険峻な山並みが見えています!こちらは、…。分かりません!紹介できれば良いのですが…。でも、あの山容からも名のある山だと思います。(多分ですが…)こちらからの景色は、空が開けているのですが、周囲の高い山並みが空をも圧倒しそうな勢いを感じます。そのため、山の圧を強めに感じることが出来ました。なお、反対側にも独立峰がありました。
いよいよ佳境です!
いつかは、通行止めになります。問題は、どこまで行けるかです!順調に進んでいます。きついカーブの場所に表示されるカーブの数字も10号を過ぎました。道路の横に見える木々も爽やかです。道路表示板に国道158号と「高山・平湯」の文字まで表示されています!盛り上がる期待です!低めに押さえていた「山頂展望スペース」の期待が確信に…
人生と酷道は、思うように進めません!気分良く「ヘアピンカーブ」を曲がると、ゲートが「通せんぼ」です。ここまで、盛り上げてきた、気持ちが…。ゲートの横には「11号カーブ」の表示がありました。
しばし、長考です。長野県側のカーブの数は11個です。それが目の前にあるので、ここから歩けば、山頂展望スペースまで行けるかも知れません!一応ですが、ナビで確認します。お目当ての場所まで、どうもこれまで来た距離と同じ距離が残っています。あきらめます!
おっ!反対側にも道があります。大型車が止まっていますが、道があります!先日行った「奈川」に続く道です…、こちらもゲートが閉鎖されていました。ゲートには、希少植物の紹介と保護が書かれています。この周辺を散策可能なのでしょうか?周囲の山は、かなりきつい傾斜です。車道以外は、私達では太刀打ちできません。残念ですが、本日も「峠」消化不良のまま終了です。期待してからの落胆の幅がかなりある今回でした。
なお、1本道の峠ですので、来た道を引き換えします。私も、嫁も進行方向を中心に見ていたので、帰り道では、行きしに気がつけなかった景色にも出会えます。もちろん、道端の木々の色魔からですので、景色に幅はありませんが、奥深さはかなりあります。
こうして、ピークを見ること無く、下り坂を下りていきます。私の人生と同じようです…。
後半へ